東関東自動車道水戸線の谷津船橋インターチェンジ(計画時の仮称,湾岸船橋IC)の新設工事が進んでいる. 関連工事の,国道357号の若松交差点改良工事はすでに終了し,2010年3月18日から開通ている. 若松交差点は,あまりにも複雑な交差点であったため,通称迷路交差点やいやがらせ交差点と言われていたものだ. 
東関東自動車道(通称,東関道)の谷津船橋インターチェンジ(谷津船橋IC)は,千葉側から東京方面(またはその反対)のみ行き来できるハーフインターチェンジで,千葉市方面には使えない. 
谷津船橋ICの設置は,国土交通省,千葉県,NEXCO東日本との共同で進めているプロジェクトだ. 2009年度から工事に着手し,2011年度中の開通に向けて工事が進められている. ▼ホームセンターのスーパービバホーム新習志野店前の道路の工事.
東京方面からアンダーパス方式で,ココに車が出てくる. ココから,千葉県道千葉船橋海浜線や千葉県道船橋我孫子線(千葉県道船取線),京葉道路花輪ICに向かうことになる.
一般国道357号(東京湾岸道路)の船橋市付近の渋滞は激しい. この周辺地域には,ららぽーとTOKYO-BAYやIKEA船橋(イケア船橋)などの巨大ショッピング施設,中山競馬場や船橋競馬場,船橋オート場,競輪場外車券売場など人が集まるギャンブル施設も多い. 
特に,国道357号の若松交差点付近の休日の渋滞は激しく,平均速度は約10km/h でしかない. 一方,国道357号の上部を並行している東関東自動車道(有料)は平均速度は約80km/h だ. 
この両道路のバランスの悪さを,谷津船橋ICを使って国道357号から東関東自動車道(有料)へ誘導することによって,東京方面への渋滞を解消するために設計された.
だが,谷津船橋ICができても,それほどの効果は出ないのではないかという説もある. それは,首都圏有料道路の料金体系の問題だ. 東関東自動車道は,もともと成田国際空港の新空港自動車道として計画されたもので,市川ジャンクション(仮称,高谷ジャンクション)から茨城町ジャンクションまでの区間になる. それより東京方面は首都高速湾岸線となり,首都高の一部だ. 実質上は,市川市の千鳥町IC(千鳥町ランプ)から別料金となることから,混雑覚悟でここで高速を下りて船橋方面に向かう(または首都高に入る)ことが多い.
したがって,料金の切れ目を千鳥町ICから今回の建設中の谷津船橋ICに変更できれば,渋滞解消に大きな効果が見込める. だが,その途中には,東京外かく環状道路(通称,外かん)の(仮称)高谷ジャンクションができる予定があるため,その実現も難しい. 
ただ,ETC による電子料金徴収が導入されたことなどから,柔軟な料金徴収も可能になっている. 技術的には,首都高を使うこと前提に,谷津船橋ICから千鳥町ICの間の料金を取らないということも可能だ,
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