2011年3月11日(金) 14:46 ごろ,東日本の太平洋側に非常に強い東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生した. 東北岩手三陸沖や宮城県沖,茨城県沖を震源とする巨大地震だった.
▼今回事故を起こした,東京電力福島第1原子力発電所.
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この地震によって引き起こされた大津波により,東京電力(東電)福島第1原子力発電所原子炉使用済核燃料プールを冷却するために必要な外部電源非常用ディーゼル発電など,全ての電源が失われた. いわゆる,起きてはならぬ電源喪失が起きてしまったのだ.
▼左写真が東京電力福島第1原子力発電所の事故後のコントロール室.
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2011年3月11日(金) 15:45 にオイルタンクが大津波によって流出し,つぎつぎにディーゼル発電機が機能停止する. 専門家などからは,電源喪失の主原因は,津波でなく地震ではなかったのかといわれていが,東京電力は想定外の津波が原因という説明を変えていない. 地震が原因になると,日本全国に設置されている原子力発電所の耐震設計基準に影響し,稼働できなくなってしまうからだ.
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福島第一発電所で発電された電力は,夜の森線2号送電線(5号原子炉と6号原子炉用)の鉄塔を使って,福島県双葉郡富岡町の東京電力新福島変電所と接続されていた. そこから2系統で東京などの大都会に電力が送電されていた. この夜の森線2号送電線は,双方向送電が可能となっていて,今回のように,福島第一発電所電源喪失が起きてしまった場合は,この送電線を使って逆に電力を流すのだ. 冷却水をまわすためのモーターなどに電力を供給する外部電源となるはずだった. だが,原発近くの27号鉄塔が,地震のために利用できないほど破壊されてしまった. つまり,津波が原因ではなかったのだ. 東京電力は,この事実を隠ぺいしていた. 東京電力の各地の原子力発電所だけでなく,各社の原子力発電所にも影響するからだ.
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東京電力の隠ぺい体質は,昔から何度も繰り返されてきた. 合わせて,原子力災害対策本部(官邸)の情報開示も,開示情報が不十分,東京電力との情報の食い違い,情報伝達の遅れなど,国際原子力機関(IAEA)からも批判がなされ,国民からの信用も薄れてきている.
東京電力は,もうひとつ隠ぺいしていた...
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