東日本巨大地震(東北地方太平洋沖地震)からほぼ1カ月,2011年4月10日(日)に千葉県議会委員選挙がおこなわれた. 選挙活動を自粛した候補者も多く,盛り上がらない選挙となった. 爆音を流しながら走り回る宣伝カーを使わず,自転車で走り回る候補者も多かった. 
そんな千葉県議選で,注目される選挙区があった. それが市川市選挙区(衆院の5区と6区)だ. 定数6人に対し,自民党 4人,民主党の3人をはじめ12人が参戦した. そのような激戦区に,支持組織も持たない無所属のプリティ長嶋(本名,片岡馨)が出馬したのだ. プリティ長嶋は,2007年の市川市議選で1万782票を獲得して初当選しいる. 当時,史上最多の投票数だった. ▼市川市I-linkタウンいちかわの街開き(2010年3月28日).
その結果は....2011年4月10日(日)の千葉県議選当日投開票の結果,プリティ長嶋は 1万3443票を獲得して初当選を決めた. 無所属でありながら,なんと今回の千葉県議選3番目の得票数だった. 大震災対策がなかなか進まない国政に,既存政党に嫌気を感じている市民が,県政に反映した結果なのかもしれない. ▼市川市上妙典のクリーンスパ市川の式典(2007年9月1日).
プリティ長嶋は,長嶋茂雄終身名誉監督(元巨人監督)のものまねで知られるタレント市議員だった. 公的な式典をのぞき,野球ユニホーム姿で仕事をすることも多い. 千葉県長生郡出身で,1972年4月から千葉県水道局職員として勤務していた. だが,長嶋茂雄のものまねが注目され,水道局を退職. その後,フジテレビ系ゴールデンタイム番組の笑ってる場合ですよ!(1981年)で芸能界デビューをした. 
当選にあたり,プリティ長嶋は『千葉県の防災力を高めたい』と抱負を述べ,『ネバーギブアップですねー』のものまねも披露した. 
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(2011年04月17日)選挙2011@浦安市の千葉県議会委員選挙編(1)
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