
3D(3次元)映画
アバター(2009年)のヒット以後,今
3D映画(立体映画)が花盛りだ.

今は,3D映画
ナルニア物語が上映されている.


昔から
3D 技術はあったが,今普及してきた理由は映画館のデジタル化がある.

従来の
フィルム映写機から
デジタルプロジェクターになったことにより,簡単に
3D映画が上映できるようになったからなのだ.


だが,専用の
3Dメガネ(バッテリー内臓タイプ)が重くて
映画に集中できない,料金が高い(TOHOは+400円)などの問題があり,普通の
映画でもいいといった声も出てきている.

3D映像の原理は,左右の目に異なる映像を送ることによって実現する.

従来の
3D映像は,赤と青のメガネをかけて見るものがあったが,この方式だと,目や頭が疲れやすいという欠点があった.

技術の進歩により,この問題はほぼ解決している.

技術的には,干渉フィルター方式,偏光フィルター方式,液晶シャッター方式などがあり乱立している.


最新の動向では,一般的な
3D映画館では,偏光フィルター方式の改良型である,
円偏光フィルター方式の
RealD にまとまりつつあるようだ.
円偏光フィルター方式は,通常のホワイトスクリーンから偏光専用のシルバースクリーンに張り替える必要があり導入コストが大きいが,
3Dメガネは単純な作りで軽い.

頭を傾けても
3D映像に影響しにくい.
3Dメガネが安価なので,持ち帰りも可能だ.

映画館や映画タイトルにもよるが,次回
マイ3Dメガネを持っていけば,100円引きになる.
マイ3Dメガネであれば,キズなどのハズレもない.


千葉県における
3D映画の導入は早い.
東京ディズニーランドにあった
エターナルシーのアトラクションを改装し,1985年1月17日から3D立体映像の
マジックジャーニーを上映(11分)をスタートしている.

桜が満開の公園で遊ぶ子供たちに,一人の少年が現れ不思議な旅が始まるといった日本独自のアトラクションだった.
▼東京ディズニーランドの3Dアトラクションの
キャプテンEO.


その後,1987年3月からは
マイケルジャクソンの
キャプテンEOを上映(約17分)する.

製作総指揮を
ジョージルーカス,監督を
フランシスコッポラがを務めた.

2009年6月の
マイケルの死を受け,2010年7月から1年間限定で
キャプテンEOの上映(23分)を復活させている.