船橋市本中山5丁目に,信州志賀一(しんしゅうしがいち)という味噌屋がある. 名前からもわかるように,千葉県でもあるにもかかわらず信州味噌の専門店となる. 2010年5月期の年商は,味噌だけで16億8000万円も売り上げる味噌屋なのだ. 219名も社員がいるにもかかわらず,こじんまりとした本社だ.
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ここの女性社長である志賀加代子は,有名な馬主でもある. フラワーヒルフラワーレインボーなど12頭も所有している.
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だが,しばらくのあいだ休業するという張り紙をしている. どうしてなのだろうか...
実は,消費者庁から2011年2月15日(火)に6カ月の業務停止命令を受けたのだ. 容疑は,訪問販売における特定商取引法違反となる. 具体的には,販売者の名称を告げずに勧誘をおこなった特定商取引法第3条違反. 常温保存した場合に白カビが発生したりすることを説明しなかった特定商取引法第6条違反. はっきりと断っているにもかかわらず引き続き勧誘を行たり,判断力の不足している認知症の老人への勧誘を行った特定商取引法第7条違反などだ. このような被害報告のインターネットへの書き込みは,2004年ごろから増え始めている.
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まずは,高額初任給の売り文句に社員募集をおこなう. 1カ月目は確かに他の仕事から比べれば高給だ. しかし,で2カ月目から歩合給になるため,販売力がなければ給料は激減する. 3人1組となって白いワンボックスカーで各地を歩き回る. ときには,泊まりがけで遠くの県まで味噌を売る. 本場,長野まで売りにいくこともある.
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といっても,高額なところを除けば,味噌そのものについてのクレームは少ない. もと社員の証言によれば,中身は長野県諏訪郡下諏訪町のひかり味噌や長野県上田市中央の武田味噌を仕入れて,信州志賀一のパッケージ樽に詰め替えてるようだ. なので,本物の美味しい信州味噌ではある.