
防衛省陸上自衛隊の
習志野第1空挺団降下訓練始めが,
千葉県船橋市(ほとんどが八千代市ではあるが)の
習志野演習場で,2011年1月9日(日)におこなわれた.

習志野第1空挺団は,陸上自衛隊の中央即応集団に従属する唯一の
空挺部隊(エアボーン)だ.
▼一般用駐輪場.

防衛大臣直轄の機動運用専門部隊である中央即応集団従属(2007年より)になっている.

国際平和協力活動や国内における
有事に迅速に対応するために編成しなおされた.


国内における
有事とは,米国の
アメリカ同時多発テロ事件(9.11)が背景にあり,今後おきるであろう対
テロ対策に,
防衛大臣が直接指揮できる体制とした.


団員総数は約1900名で,本部は千葉県船橋市の
習志野駐屯地内に設置されている.

習志野第1空挺団降下訓練始めは,もともとは1年の始まりに
開傘祈願祭として行っていたが,それを1974年から一般公開するようになった.


1976年からは,
防衛庁長官(現在は防衛大臣)の視察もおこなうようになり,防衛系の年頭行事のひとつとなっている.

降下訓練始めには,おもに首都圏を担当する木更津駐屯地に団本部を置く
第1ヘリコプター団,陸上自衛隊第1師団(練馬駐屯地),陸上自衛隊東部方面航空隊(立川駐屯地),陸上自衛隊富士教導団(富士学校直轄),陸上自衛隊中央即応連隊(宇都宮駐屯地)と,航空自衛隊の航空支援集団(府中基地,入間基地など)などが参加している.


今回の自衛隊の総参加人員は約400名と発表されているが,関係裏方も含めるとその数倍になるといわれている.

航空機17機,車両38台が参加した.

C-1型輸送機は,鳥取からの参加となっている.


2011年の一般公開には,自衛隊家族やOB,地元住民,マニアなど約1万1000人が観覧した.




▼マスコミと招待客向け席.


▼一般観客席近くには.移動タイプのオーロラビジョンが設置された.
